【ネット完結】247社から9社に絞り込み!効率的、後悔しない地元工務店の探し方

・工務店選び

ぴーなっつどり
ぴーなっつどり

地元に工務店が多すぎて、どこを見ればいいかわからないよ…

わくさん
わくさん

わかる!僕なんて地元の工務店を全社確認したら247社になってしまったよ。。。

こんにちは。

工務店を探す作業って途方もないですよね。
実際、僕は247社の工務店を1社ずつチェックして、最終的に9社まで絞り込むのに3週間もかかりました。

でも後から「もっと効率的に絞れたな…」って思いました😅
物量こそ正義!と効率を考えないのは悪い癖だとは思っています…😣

そこで今回は、そんな僕の経験をもとに、誰でも

“数日で工務店の候補を絞り込める方法”

をお届けします!

この記事を読むと、

  • 地元の信頼できる工務店の見つけ方がわかる
  • 時間をかけずに性能重視の家づくりが始められる

ようになります。家づくりの第一歩でつまずかないために、ぜひチェックしてみてください!

工務店探しに疲れたらカプチーノや緑茶などを手に取り休憩しましょう。
寒い時には嫁のちゃなさんがよくカプチーノを作ってくれます。
ありがとう!ちゃなさん😘


後悔しない!実践した工務店の探し方(3つの方法)

工務店の探し方 その1 【現在は利用不可】

僕が工務店探しを開始した2023年当時まずやったのが、「地域グリーン化事業の実績ページ」から工務店をリストアップする方法です。

以下のあこまるさんのやり方は当時、とにかく網羅性が高く、情報の信頼性も良いと感じておりました。

参照:信頼できる工務店の簡単な探し方 | 「あこまるイエノート」

流れは以下のとおり:

  • STEP1:地域グリーン化事業の公式サイトで施工可能な工務店を確認
  • STEP2:実績のある工務店を確認(採択実績あり=実力あり)

ですが…2025年からこの制度が終了して、「子育てグリーン住宅支援事業」へ移行したため、 このSTEP2の探し方は使えなくなりました😅

このやり方は地域の工務店がほとんど候補になってくるのでまさに物量作戦でした。
網羅性こそあるものの時間がかかり、心が折れそうになる人もいるんじゃないかと思いました😥

使えなくなってしまった事はちょっと残念ですが、過去にこの手段を活用した記録として載せておきます。


工務店の探し方 その2 【おすすめ】

次に試したのが、「建築予定エリア+高気密」でGoogle検索して工務店を絞り込む方法です。
先に結論を言うと、この検索結果と工務店の探し方その1の結果で絞った工務店は同じでした。

つまり、247社も見なくてよかった…という事になります。
どうか皆さんは私の屍を越えていってください😆

気密性能というのは、理論上では“C値0”が理想です。

しかし実際の現場では、施工や建材の精度によってどうしても差が出てしまいます。

そのため、C値(気密性能)の数値が小さい工務店ほど、施工、設計技術が高いと判断できます。

つまり気密性能に関しては高性能な建材でカバーできるものではなく、あくまで職人の腕前と気密を取り易い設計がすべてだと言えると思います。

どれだけ気密性能が高くても、そこに追加料金を取ることはできません。

なぜなら「お金をかければできる」というものではなく、施工力、設計力そのものが試される性能だからだと思います。

実際、断熱性能の場合は、断熱材を厚くしたりグレードを上げたりすることで数値を良くできます。そして、その分の材料費はお客さんから請求できます。

だからこそ、断熱強化は工務店にとって売りやすいポイントであり、多くの会社が積極的にアピールしているんだと思います。

それでは具体的なステップを紹介します。

STEP①:工務店+自分の建築予定エリア+“高気密”を入れて検索

「工務店 足立区 高気密」といった様にグーグル検索してみてください。 

建築予定エリアを中心に車で1時間以内の市町村まで調べてみた下さい。

車で30分圏内を目安にすると今後の打ち合わせなどが効率的です。
遠くても1時間圏内とてください、それ以上は工務店からお断りされることが私の場合ありました。  

STEP②:検索結果の上位3~5社をピックアップ(最上部の広告と大手を除く)

検索の上の方に出てくる広告エリアに出てくる大手HMは除いて、地域の工務店をチェックします。
工務店の情報は後述するようなエクセルリストなどにまとめておきましょう。

ひな形を置いておきます。

STEP③:「住宅省エネ支援事業者」に上記の工務店が登録されてるか確認する

これは補助金の対応可否を見るチェック項目です。
書類作成には膨大な労力を必要とします。

施主に補助金を使ってもらいたいと考える工務店は登録しているはずです。
登録されていない会社は候補から外すのがベター(僕の地元には結構ありました)

出典:補助金利用を相談できる事業者(住宅省エネ支援事業者)の検索

STEP④:工務店のHPに数値で性能を載せてるかチェック!

ある程度、工務店の候補が絞れてきたら、ここからさらに選定を進めていきます。

注目すべきは、以下の3つの性能です。

  • 断熱性能(UA値 0.36以下)
     G2.5相当の性能で、コスパに優れたラインです。
  • 気密性能(C値 0.7以下)
     経年劣化も考慮すると、C値0.7以下が安心の目安です。
  • 耐震性能(耐震等級3)
     「許容応力度計算」での耐震等級3が理想的です。

この3つを基準に絞るだけで、私の住む地域では247社→29社まで減らすことができました。
つまり、約9割の絞り込みが可能ということです。


私のようにコミュ力が高くないタイプにとっては、工務店との打ち合わせはとてもエネルギーを消耗します😫

そのため、実際に訪問する工務店はできれば3社程度に抑えたいと考えました。

逆に、「打ち合わせが楽しい!」という方は、6社程度を訪問しながら、比較する力を養うのも良い選択です。


私はさらに、以下のような観点で工務店を選別しました。

  • デザイン性:HPや施工事例を見て好みのスタイルかどうか確認
  • 価格帯:イエタテやSUUMOで相場をチェック
  • その他の仕様:省令準耐火構造など、安心・お得な要素を評価

とくに「省令準耐火構造」は火災に強く、火災保険が半額になるメリットもあります。

なお、価格表記には注意が必要です。
「本体価格」だけでなく、「工事費を含むかどうか」もチェックしましょう。


私の実感として、HPに性能や価格を明記している工務店は、顧客に寄り添った優良工務店である可能性が高いと感じています。(私の場合、全体の1-2%程度の工務店しか価格の情報はありませんでした)

こういった姿勢は、打ち合わせ時にも安心感として表れることが多いです。

とはいえ、HPで価格が分からない場合は、遠慮せずに聞いてしまって大丈夫です。

価格に関しての質問の仕方については、以下の記事が参考になります。

HPだけではわからない情報があるときは、資料請求のコメント欄に質問を添えると私の場合は100%すべての工務店が丁寧に返信してくれました😀

せっかく質問するなら、この記事で紹介しているような工務店の実力を見抜く質問もあわせて聞いてみてください。


工務店の探し方 その3 【さらに絞り込みたい人向け】

「もっと手っ取り早く探したい」って人は、以下の団体から探すのもアリです。

・MXエンジニアリング(松尾式エコハウス講座受講工務店)

出典:松尾式エコハウス研修受講者リスト | 住宅断熱材のMXエンジニアリング

性能オタクには有名な松尾先生がやってる講座の受講者リスト。
ここに載ってる工務店は、温熱・気密に強いはず😆

・ 新住協(新木造住宅技術研究協議会)

出典:新住協会員 アーカイブ – 新木造住宅技術研究協議会

「性能とコスパのバランスが良い家を広める」っていう志で活動してる団体。
信頼できる工務店が揃っていると思います。

この2つは「本気で性能を追求してる工務店しかいない」と言っても過言じゃありません。
ただ、この団体に所属しているから安心ってわけではありません(非常に大事な事😣)ので先述した性能が高いかどうかの吟味は必要です。

また、ここでも省エネ支援事業者登録の確認はお忘れなく。

後悔しない!工務店の比較表

実際に作成したリストです。
リストのエクセルD列の総評で◎となった工務店はこの時点で9社となりました。


後悔しない!性能数値が書かれていない工務店への問い合わせ例文

デザインなどがとっても気になるけど、HPに性能の記載がないとき用の例文です。
私も何社か確認しましたが意外とHPの更新が追い付いていないだけで高性能住宅を手掛けていますっていう所は何社かありました。


件名:住宅性能に関するお問い合わせ

はじめまして。現在、性能重視での注文住宅を検討しており、貴社の施工事例やデザインに興味を持ちました。

つきましては、以下の項目について教えていただけますでしょうか?

  • UA値、C値の目標値と実測値の目安
  • 耐震等級(許容応力度計算は標準ですか?)

お忙しいところ恐れ入りますが、ご教示いただけましたら幸いです。

おわりに:調べ方ひとつで、家づくりは大きく変わる

家は、人生で最大の買い物。
そして、その第一歩となる「工務店選び」がうまくいくかどうかで、家の性能も満足度も大きく変わってきます。

今回ご紹介した方法を使えば、情報の取捨選択がしやすくなり、誰でも確実に候補を絞り込めるようになります。

ただし、工務店激戦区では、今回の方法だけではまだ候補が多すぎる場合もあります。
実際、私が住んでいる地域もそうでした😣

そういった方のために、さらに絞り込みたいときに役立つ記事も用意しています。
ぜひこちらも参考にしてください▼

また、どんなにやりたいことがあっても、工務店にその実績技術力がなければ、施主の夢は実現できません。

「工務店選びはレストラン選びに似ている」と、ある方が言っていました。

たとえば中華料理店に入っても、和食は出てきませんよね。
お店に入った瞬間、ある程度出てくる料理は決まっています。

工務店も同じです。
得意・不得意な分野があり、たいていの工務店は「何でも作れます」と言いますが、何社もやり取りをしていると実際には多くの条件や制約が隠れていることが多いと感じています。


たとえば、こんなやり取りがあったとします。

施主:「〇〇のキッチン、入れられますか?」
工務店:「入れられますよ!」
(※実際は“定価販売+割引なし+追加施工費+保証対象外”だったりする)

このようなことが契約後に判明してトラブルになるのを防ぐためにも、先ほどご紹介した記事には「契約前に聞いておくべき質問集」をまとめています。
よければそちらもぜひチェックしてみてください😀


あなたの家づくりが、後悔のない最高のものになることを心から願っています!

最後になりますがいつか家づくりに役立つ書籍もいつか紹介したいですね。

温熱・気密を極めたい理系男子へのおすすめ。

住宅性能やデザイン、間取りなど全体を分かり易くつかみたい方
著者がYouTubeをやられているので動画を見て共感出来たら読んでみるのが良いかと思います。

それでは!

総合電子書籍ストア【楽天Kobo】

タイトルとURLをコピーしました