
駅近で、価格も安めな土地がありました!しかも容積率も高くて…これは即決かも?

ちょっと待って!紙の情報だけじゃ分からないことって、意外と多いよ
こんにちは。
今回は、念願のマイホームづくりに向けて「土地探し」に出かけたときの話をお届けします。
紙面上の情報はとてもよくその場で申し込みをして土地を見に行きましたが・・・結論を言うと全く希望にそぐわない土地でした。
余談になりますが今回は子供と一緒に行ったので事務所を走り回る長男と次男に四苦八苦でした。。。
大型分譲地を求めて、再び不動産会社へ
我が家は妻の強い希望もあり、最初から「大型分譲地」狙い(最優先する条件です。理由は後程)
そのため、分譲地開発に強い地元の不動産会社を訪れました。
実はこの会社、2〜3年前にも一度訪ねたことがあり、今回は「工務店もほぼ決定!」という段階で再訪。期待に胸を膨らませての土地探しです。
我が家の役割分担は「土地=妻、建物=夫」
わが家では、なんとなくですが「土地探しは妻」「建物計画は私」という分担制になっています。
今日の主役は完全に妻。しゃべる、すごいしゃべる!頼もしすぎる!!
ここ2〜3年、ネット上の不動産情報を常時パトロールしていただけのことはあります。
第一希望の分譲地、まさかの完売…

今回の本命は、以前から目をつけていた新規分譲地。しかし・・・まさかの「完売済」。
公開前にすべて大手ハウスメーカーが買い占めてしまったとのことでした。悔しい!
代替候補として紹介された隣接分譲地も見せてもらいましたが、土地がやや狭く、容積率も60%とかなり厳しい条件。我が家の希望間取りを入れるには、、、あと4坪は欲しい・・・。
とはいえ「設計士さんにこの土地に収まる間取りを描いてもらおう」と、ここは前向きに考える事に。
意外な候補登場!工業地域の土地ってどうなの?
ここで不動産屋さんから思いがけない提案が。
「ちょうど開示されたばかりの良い土地がありますよ!」
早速、詳細を聞いてみると、かなり興味深い内容でした。以下、ポイントごとにまとめます。
① 工業地域 → 容積率200%!建てられる家の自由度は高い〇
想定外の「工業地域」でした。田舎なので第一種低層住宅で家を建てるものだとばかり考えていたのでここは判断が必要なところだなと思いました。
現地を訪れてみると、不動産屋さんから事前に聞いていた通り周りはメッキ工場・洗車場・精密機械工場などがありましたが、どれも2階建て未満。
音やニオイも気にならず、「あれ?意外とアリかも?」という印象。
② 価格が安い!〇
工業地域は住宅地に比べて価格が2〜4割ほど安くなる傾向があるようです。
調べてみると住宅地として既に成立している土地は2割安、工場ばかりで住宅地としてはまだまだといった土地は4割安といったような感じでした。
今回の土地は、周囲に住宅もすでに建っており、「住宅地として成立している」タイプ。
そのため相場より約2割安位でした、これは嬉しいポイント!
③ 計画道路の影響でさらに1割安に〇
この条件があり4区画だけ1割安になっていました。
とはいえ計画は全然進んでおらず恐らく進むこともないだろうとの事でした。
また、通常立ち退きの際は土地代を2割増し、上物は新築する場合の価格(再調達価格)で引き取ってもらうとの事でした。
要するに 得しますよ。との事でした。
ただ、こういった情報は必ず市役所の担当者から詳細情報をもらったほうが良いです。
5年後に退いてくださいと言われたらめちゃくちゃきついです。
④ 駅近&生活の利便性はよい〇
この土地、駅までのアクセスもよく、生活施設も豊富。
以前住んでいた賃貸マンションが近くにあり、地域の利便性はよく分かっていました。
新しい道路ができていて、さらに便利に!これはポイント高い!
⑤ ただし現地の「雰囲気」が… ×
現地に行ってみると、言葉ではうまく説明できないけれど、何とも言えない「負のオーラ」が…。
- ごみ置き場が不法投棄で荒れ気味
- 古びたトタンで出来た住宅で囲まれていて怖い雰囲気
- 新幹線の走行音が意外と大きい・・・
紙面上の土地の条件自体は悪くないのに、こういう現地での直感的な「違和感」って大事ですね。
結果:申込書を書いたけれど…すぐ辞退!
最初は「ここしかない!」と思い、先述した通り申込書まで記入。
でも、冷静に振り返ってみて「やっぱり違うな」と感じたため、すぐに辞退させていただきました。
私たちが“古い住宅地”を避けたい理由

今回紹介いただいた分譲地は周囲がかなり古いトタン製の住宅で囲まれていました。
これは私たちの性格上の問題ですので以下軽く読み流してください。
私たちがなぜ古い住宅地を避けているかというと現状住んでいる地区がお年寄りばかりの限界地域という事もありそこで沢山の嫌な思いをしてきました。
とにかく意見が通らない、話が通じない、地区の仕事を押し付けられる事が多く世代の離れた人たちとの関わり合いに疲れ果ててしまっているという状況が5-6年続いています。
そんなことで悩むなんて。。。と思われるかもしれませんが元々コミュ力が低い私にとってはこれらは苦行でしかありません。こういった経験が重なって、古い地域には正直抵抗があります。
例えばこんな感じ
借家でも地区の役員に毎年選ばれる!?
持ち家じゃない私たちが、毎年のように地区の役員に…。え?他の地域では借家は免除されてますよ?
連絡手段が回覧板だけ。LINEやメールは使えないの?
デジタル拒否。緊急連絡も全部紙で回すのは、さすがに不便すぎます。
自治会費を集めに行っても、インターホンに反応なし
もしかしたら耳が遠いのかも…。それとも居留守?電話も出ない。当然ラインなどの連絡手段はない。でも重要なお金の事なので仕事の合間に何回もインターホンを押しに行かないといけない。
雑草を抜け、側溝を掃除しろ
共働きで子育てしてると、時間に余裕がありません。家の中も片付いていないのに外に注力する余裕がありません。なんせ注意の頻度が高すぎて正直つらいです。
資源ごみの当番は朝5時集合、7時間棒立ち。
「清掃車が来るまで待つ」という謎ルール、清掃車が来たのはなんと7時間後の12時。
脚が棒になります。
それ以上にほとんど話したことがないご老人の相手なんてできません。
私は少し離れたところでスマホをいじりながら待機です。
などなど上げ出したらキリがないです。
無駄が多いので提案をしますが全く取り合ってくれません。
例えば会社の年配の上司に相談しても仕事は減らず、なんなら増えていく感じ。
議論にならない一方的なあの感じです。きっと年下から何を言われても彼らは動じないのでしょうしコマくらいにしか思っていないのでしょう(・・・だいぶ被害妄想入ってますが)
一つ一つは大きな問題じゃない。
でも、数が多いと本当に疲れます。
だから、新しい人が集まる分譲地を選びたい──そんな思いが強くなったんです。
土地選びの決め手は「第一印象」だった
今回の経験を通して思ったのは、土地探しの便利ツールとしてチェックリストを一生懸命作成しましたが、分譲地を前提としている私たちの場合、細かな制約、問題は土地開発業者がクリアにしていることが多く実際に土地に行った第一印象で土地選びが決まっていくような気がしました。
まとめ:土地選びは焦らず、感じた違和感を大切に!
せっかく作った土地チェックリスト、無駄にはしません!
近いうちに、別記事で共有する予定ですので、興味のある方はぜひご覧ください。
マイホームづくりは、焦らず納得いくまでじっくりと。
今回の経験が、これから家づくりを始める方の参考になれば嬉しいです。


