


要望を出しすぎて予算オーバーになるんじゃないかって心配で…

大丈夫。ちゃんと設計者と話し合うと思ったより落ち着くこともあるよ。彼らもプロだからね。
「建ててもらった家を3か月間モデルハウスで貸して頂ければ100万円値引きしますよ」
予算取りに苦しんでいる中、L工務店からあった提案です。
このような提案や予算調整、見積もり再検討を経て、現実的なラインが見えてきました😄
また、今回は以前に構造見学会で拝見したL工務店の物件でオープンハウスをされていると聞き、早速お邪魔してきました。あわせて、先述の通り頭を抱えていた予算オーバー問題にも光が見えてきました😃
完成見学会での室内環境の快適さや設備の工夫など、実際に足を運んだからこそ気づけた点も含めて、施主の視点から今回のオープンハウスの良かったところをまとめてみました。


■この記事を読むと分かること
- 「予算オーバー」の原因と、一条工務店i-smartとの再見積り比較
- 工務店からの「オープンハウス割引」提案の内容と注意点、交渉のポイント
- 珪藻土の壁やヒノキ床など実際に見て感じた素材の印象
- 展示品や型落ち設備を活用する事でコストダウンする提案
- 炎天下の完成見学会で体感した断熱・気密性能(Ua値0.36/C値0.2)
アイスマート×工務店の見積書を分析|予算オーバーの原因
さっそく新見積りが出てきたので前回同様に一条工務店と比較します。
結論を言うと行き違いがあったようで見積もりが大幅に減額になりました😂
マジで助かりました😣

新しい見積もりを確認
- 前回の見積もりをベースにしたプランは 延床30坪。
- 坪単価は 91.2万円/坪 でした。
- 希望している 33坪 に単純換算すると、
3坪 × 91.2万円 = 約274万円 の増額になります。
行き違いで見積もりが膨らんでいた
ところが、実際には 30坪プランの 吹き抜け を床で埋めると延床面積がそのまま 33坪になることが判明。
吹き抜け部分の工事費と床を貼る費用がほぼ同じため、先ほどの 約274万円 を上乗せする必要はありませんでした。私の計算ミスだったようで正直ほっとしています😁
新見積もりに含まれていた主な仕様
しかもこの見積もりには以下の様な仕様を含んでいるとの事でした😲
これらの仕様はi-smartよりもグレードの高いものではないかと思います(私見です😁)
項目 | 内容(概算差額) |
---|---|
キッチン | クリナップ・ステディア(約140〜150万円) |
玄関ドア | 新宮商工製 |
制震装置 | エヴォルツ制震ダンパー |
内壁仕上げ | 珪藻土(フラッシュクリーン) |
外構 | 軒下デッキエリアの施工を含む |
床材 | ヒノキ無垢材 |
キッチンは採用したいと考えている オフェリア/リフィット へ変更すれば、数十万円の減額 も視野に入ります。
それにしても制震ダンパーや外構のデッキエリアの施工まで見積もりに入っていたなんて…信じていたよ!L工務店😁
希望どおりの仕様を残しながらコストを抑えられそうでよかったです😄
工務店からはざっくりした見積書は出てきましたが仕様×価格表が未だに出てこないのでまだ少し心配ではあります😓
そんな訳で一条工務店との打ち合わせも同時並行で続けていきたいと思います。
モデルハウスとしての提供で100万円の値引き提案
L工務店から、完成後の住まいをモデルハウスとして3か月貸し出すことで100万円の値引きが可能という提案をいただきました😲
予算が・・・予算が・・・と連呼していた我々に工務店側が業を煮やしたのでしょうか?😁
我が家のように予算が限られている家庭にとっては、とてもありがたい選択肢のひとつです😄
期間や金額については相談可能とのことでしたが、こちらからは以下のような要望を伝えました。
- 一見さんではなく打ち合わせが2回目以降の方を対象にしてほしい
- 期間はできれば2か月程度に抑えたい
X(旧Twitter)でこの件について投稿したところ、次のような反応がありました。
- 「うちも同じくらいの金額を提示されました」
- 「勤務先の工務店でもその程度の条件でお願いすることがあります」
一定の相場感があることを確認でき、判断材料のひとつになりました😀
ただし、正直なところ「建ったらすぐに住みたい」という気持ちもあります。
今後の打ち合わせを通じて、この提案を採用するかどうか慎重に検討していこうと思います🤔
モデルハウスを実施する際の注意点と気づき
今回の提案を受けて、ネットで調べた際の気づきや注意点も整理しておきます。
気をつけたい点
- 事前に清掃と補修のチェックを依頼しておく
- 子どもが立ち入らないようにしてほしい場所(キッチンなど)を指定する
- 見学者に販売価格を知られたくない場合は、工務店側にその旨をきちんと伝えておく
予防策としてできること
- 見学会当日の様子を自分でも確認する(見に行く)
- 小さな子どもが傷をつけやすい場所(無垢材の床など)は事前にチェックしておく
なお、「1日あたり1万円では安いのでは?」という意見も見られました。
確かにホテルに泊まるだけでもそれくらいはしますね🤔
別意見では「外構を工事している間だったら良いですね」との意見も。
確かに車も停められない様な状態なのでこの意見には納得です😀
完成見学会での見どころ
次に今回の完成見学会についてまとめていきます。
特にG2.5という性能のすごさを体験できたのはよかったと思います。
Ua値0.36、C値0.2 の実力
今回見学したのは、外気温32度を超える中での完成住宅。
しかし、6畳用のエアコンが2台稼働しているだけで、室内は十分に快適でした。
性能面では Ua値0.36(G2.5と呼ばれる性能)、C値0.2 という数値を実現しており、断熱・気密の両面からもバランスの取れた住まいであることが体感できました。
正直外が暑すぎて出たくなかったです。。。😁
6月で32度って…ヤバいですね☆
空気環境とアレルギー対策:HEPAフィルターの導入

出典:換気が大切な時代・気圧制御型一種熱交換システム採用 – 愛知県半田市・知多半島・三河|リノベーションのプロフェッショナル リプロ
換気は第一種換気(上図 パナソニックのエクリア)で、HEPAフィルターが採用されているとのことでした。
PM2.5にも対応できる性能があり、アレルギー体質の子どもを持つ家庭にとって心強い仕様です。
通常は高価なHEPAフィルターですが、複数の工務店で共同購入することで、1枚数千円で調達できていると聞きました。
ただ外気からフィルターまでのダクト(図の給気の赤のライン)をどうやって清掃すればよいのかは疑問なので今度聞いてみようと思います🤔
↓はマーベックスのsumikaですがフィルターが外部に設定(外に人がいる所)されている為、ダクトの汚染が無くて良いですね。

L工務店ではどちらでも選べるとの事でしたが、エクリアの正圧(常に外気より圧力が高い)のメリット(家の隙間から花粉などが入ってこない、ドアが気圧で重くならない、健康面での良さ)もあるそうです。
妻が気圧による片頭痛持ちなのでその改善を期待して私はエクリアを選ぼうかと考えています。
内装:珪藻土の壁とヒノキの床

内装では、フラッシュクリーンという珪藻土の壁材が使われていました。
ローラーで塗装したのか画像の様なコテムラどはありませんでした。
色はベージュで、素材の質感やムラが自然な雰囲気を演出していて、一般的なクロスとはまた違った魅力を感じました。
なお、補修時の色合わせの難しさから、この工務店ではベージュ以外の色は採用していないとのこと。
価格面では、通常のクロス仕上げに比べて+1000円/㎡(材工含む)だそうです。延床32坪の2階建てであれば+20万円で施工できるとの事でした。
通常の塗り壁に比べたらだいぶ価格が抑えられているのではないでしょうか?😲
床材は節の少ないヒノキ材を使用。節が目立つのが苦手な自分にとって、安心して採用できる仕様でした😃
設備選びの工夫:展示品や新旧入れ替えを活用
驚いたのは、各設備メーカー(キッチンなど)の新旧入れ替えのタイミングを狙うと、展示品が破格で購入できるという点。他の工務店でも同じことが出来るかもしれないので確認してみると良いかもしれませんね😃
楽天などで「展示品 システムキッチン」と検索したときに出てくるような激安品が手に入る…条件が合えば非常にお得だと感じました😄
ただし、展示品は仕様が固定されており、加熱機器、水栓、食洗機、換気ダクトなどは展示品そのままになるため注意が必要です。
その分、価格の魅力は非常に大きいと感じました。
7月にはクリナップから新しいキッチン商品が発売される予定とのこと。
オープンハウスに設置されていたカップボードの人工大理石の木目調天板もおしゃれでしたが、新製品では本物の木製天板が選べるようになるそうで、機会があれば見学してみたいと思っています。

出典:【楽天市場】カップボード クリナップ ステディア :住設ショップHARUTAS
ちなみに、TOTOの展示品はショールームで実際に水を流す仕様になっているため、購入は慎重に検討したほうが良いとのアドバイスもありました。
洗面設備の工夫とコスト調整のアイデア

出典:カタログ商品一覧 ekrea Parts(エクレアパーツ)
洗面台はエクレアパーツの製品がおすすめとのことでした。
つなぎ目が無く、シャワー水栓が伸び、壁出し水栓によって掃除も楽になるという点が評価されています。
一方で、展示場の流行の病院用シンク+カウンターにはアイカ工業のメラミン材が使われていました。
アイカ工業のメラニン材は流行っていますが色によってはメラニン材の価格が塗り材のモールテックスより高くなるケースもあるそうです😓
その場合はモールテックスや、より安価な日本製の「デコリエ」(モールテックスの日本版の様なもの)の採用を検討するのも選択肢になります。

2階の洗面台とユニットバスの仕様
2階の洗面台にはTOTOのサクアが使われており、ミラーは施主が後付けする形式でした。
この方法により、コストを抑えつつ好みのミラーを選ぶことができ、個人的にはとても参考になりました。
また、ユニットバスは2階に設置されており、すべての付属品が取り外し可能になっている点が印象的でした。
以前はシャワーフックなどが取り外せないと聞いた事がありましたが、今回はシンプルな仕様が実現されていました。お掃除楽そう😀
まとめ:迷いながらも一歩ずつ前進するあなたへ
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
予算オーバーから始まり、見積もりの見直しやオープンハウスの提案、完成見学会で得た多くの気づきまで、多くの事が家づくりに欠かせない大切な経験だと思っています😄
家づくりは、本当に悩みの連続です。
どこまで予算をかけるべきか、どんな仕様を選ぶべきか、正解がわからないまま判断を迫られる場面も多いはずです。
それでも、自分たちの理想に少しずつ近づこうと努力しているあなたは、間違いなく前進しています。
ここまで真剣に読み進めてくださったあなたは、きっと誰よりも家づくりに真摯に向き合っている方です。そんなあなたの姿勢に、私は心から敬意を表しますよ😀
これからも一緒に悩みながら、一歩ずつ理想の住まいに近づいていきましょう✨
小さな気づきや選択の積み重ねが、やがて大きな満足につながると信じています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。






