
正直、工務店って何を基準に選べばいいのかわかんないんだよね…

実際に見学会に行くといいよ。雰囲気も人柄もわかるし、リアルな話が聞けるのが一番参考になるよ
こんにちは!
今回は、以前から「ここで家を建てたい!」と心に決めている L工務店さん の完成見学会に行ってきました!
ただ…当日はめちゃくちゃな豪雨!
外構や外観はあまりじっくり見られず、さらには遅刻してしまいました(涙)
この記事では、完成見学会での気づきや感想などに加えて地盤調査や格安蓄電池といった気になっていた疑問に対しての回答を紹介します。実力のある工務店の家づくりに対する対応が見える内容になっていますので、後悔しない工務店選びのヒントとして、ぜひ参考にしてください。
お家のスペック
まず、今回見学したお家の基本性能はこちら↓
- Ua値:0.38
- C値:0.24
- 耐震等級:3(+耐震ダンパー「エヴォルツ」)
- 太陽光発電:10kW(Qセルズ)
- 蓄電池:13kWh(住友電工)
耐震ダンパー「エヴォルツ」は、wallstatというシミュレーションソフトで震度7を何度も再現しながら、効果的な位置に設置しているとのこと。設計に根拠を持たせてくれるのは助かります。
さっそく玄関から!
まずは玄関から。
玄関ドアは LIXILのグランデル!
高さもあって、意匠パネルもすごくかっこいい!
以前の構造見学会で見た新宮商工の木製ドアより少し価格は安め。
グランデルは木製ではないため、寸法の狂いが出にくいのがメリットとのことでした。
ちなみに、木製ドアで気密性能が一番良かったのは 新宮商工製だそう。
ユダ木工やプレーリーホームの製品も試したけど、気密の面では新宮商工に軍配とのこと。
パッシブハウス認定では正圧・負圧それぞれでC値を測るそうで、そのあたりのこだわりはさすがパッシブ設計を得意とするL工務店さんです!
リビング照明がオシャレ!
リビングに入ると、多灯分散の照明設計が目を引きました。
できるだけダウンライトを使わない設計を心がけていて、天井面がスッキリ!
照明については奥が深すぎて勉強するのにめちゃくちゃ時間がかかりました。
ですが正直私の場合↓の本で十分でした。とっても分かり易い!
今回のお家の照明は壁から出るソケットライトが廊下などに多用されていました。交換も楽そうです。
設計士さんいわく、10年前に建てたご自身の家ではLEDダウンライトを採用したけど、電球切れが多くて後悔しているとのこと。リアルな実体験には説得力がありますよね。
また、リビングは吹き抜け天井+上向き間接照明。テレビ背面の壁にはブラケットライトが取り付けられていました。
洗面は1F、2Fともに造作!
洗面台は、
- 1F:病院シンクの造作洗面
- 2F:ピアラの造作洗面
ピアラについては、以前は水栓+ボウルの部品だけでの発注が不可だったらしく、完成品を購入して分解して使っていたそう。でも2024年からはパーツ単体購入が可能になったそうで、嬉しい原価改善!
あと、エクレアパーツのFlex Sinkも選べるけど、ピアラと比べるとちょっとお高め(15万前後)
ですがカウンターが一体になっている分トータルではピアラと同じになるかもしれませんね。
個人的には私が採用したかったピアラの造作が見れて良かったです!
キッチン&ユニットバス
- キッチン:タカラスタンダードの「トレーシア」
- ユニットバス:タカラの「グランシア」
高性能住宅を目指す人ってやっぱり最終的にはタカラに落ち着くよな〜と思わされます。
和室はスタイロ畳
和室はスタイロ畳が採用されていました。
実際に膝をついてみると、やっぱり硬い…質感にこだわる人には合わないかも?
ただし、床下エアコンを採用する場合、スタイロは変形しないため使用OKとのこと。本床(本物の畳)だと収縮などの変形の恐れがあるそう。
ちなみにこの家は基礎断熱で、床下エアコンは使っておらず、換気システム「エクリア」の空気が床下から上がってくるよう設計されていました。(床下エアコンのような作用です)
内装のこだわり
- 壁紙:珪藻土クロス(触るとクロス感ゼロ!)
- 1F床:ヒノキ
- 2F床:スギ(足触りが良く、コストダウンにも)
水回りはセラミックコーティングで仕上げていて、木の質感を残しながら防水されていました。
土地の話・地盤調査について

見学会の最後に、希望している土地情報をL工務店さんにお渡ししました。
近くを通ったときに確認してくれるとのことでした!ありがたい!
ただ、不動産屋さんによるとその土地は地盤が悪いらしく、地盤改良費に200万円かかるかも…との話。えっ?200万!?高っ!
L工務店さんに地盤調査について聞いてみたところ、
- 土地購入前でもSWS調査または微動探査は可能
- ただし、やらせてくれるかは不動産屋次第
さらに本番の地盤調査後には、セカンドオピニオンを5社から取得するとのこと!これは心強い!!必要のない地盤改良をしなくても済みそうです!
液状化の可能性も見て、土壌の採取と分類調査までしてくれるそうです。
ちなみに希望している地域だったら200万円も地盤改良でかからないと言われました。おそらくハウスメーカーが地盤改良会社を用意しているので中間マージンがかかっている。との事。
それとは別に地盤を調査してもらうときの注意として
- 地盤調査会社と改良会社が同じ場合、不要な改良を進められる可能性が高い
事があるので注意してください。
調査会社は施工会社と分離している↓のような会社に依頼することをおすすめします。
工務店社長youtuber達から度々出てくる会社ですので信頼できるかと思います。
(案件ではありません)
別の会社でもHPの関連企業に地盤工事会社が無ければ良いと思います。
蓄電池の相談もしてみた
気になっていた格安蓄電池についても聞いてみました。
メディア掲載多数!AmpereTime製!コスパ最強クラスのLiFePO4バッテリー
やっぱりネックは接続される機器のメーカー保証の扱い。
- ハイブリッドインバーターや太陽光パネルの保証が切れる可能性あり
- 特に太陽光パネルは大抵は25-30年保証なので要確認
- DR補助金は当然使えない
- 蓄電池に関しては勉強中なので即答は難しいとのこと
ただ、以前に床下にバッテリーを大量設置した経験もあるとのことで、少し違いますが前例があるのは心強いですね。ですが最終的にはメーカーに直接確認するしかなさそうです。
補助金が無くても断然安い格安蓄電池、何とか使いたい!(血涙)
AIKO社のパネルに興味津々

今回の会話の中で私が提案したAIKO製の太陽光パネル。工務店も気になった様です。
自分が希望しているオフグリッド構成を今度送って、どういう反応があるか見てみたいと思います!
行動リスト(動線の検討用)
最後に、事前に送っていた家族の1日の行動リストについて、
「忙しい時間帯についてもっと細かく教えてほしい」というリクエストが。
動線設計に必要な情報とのことだったので、さっそく対応してみます!
どんな情報を事前に送付したのかも別途記事にしたいと思います。
まとめ:やっぱりこの工務店にお願いしたいと思える理由
今回の完成見学会を通じて、L工務店の家づくりに対する真摯な姿勢と、設計のこだわりを実感しました。豪雨の中の訪問ではありましたが、それを忘れるくらい楽しい時間でした。
● Ua値0.38、C値0.24、耐震等級3+エヴォルツと、コスパを追及した設計。
● 照明計画や造作洗面、設備選びなど、設計士の実体験に裏打ちされた提案が満載。
● 地盤改良のセカンドオピニオンまで含めた安心感のある家づくりサポート体制。
● 格安蓄電池に関する正直な見解や、AIKO社製パネルへの前向きな反応など、柔軟な対応力。
気になる部分はもちろんありましたが、総じて「この工務店となら安心して家づくりができそう」と再確認できる機会となりました。
次回は、希望しているオフグリッド構成を提出して反応を見つつ、さらに一歩踏み込んだ相談を進めていきたいと思います。
家づくりは情報と対話がすべて。今回の学びを、これからの一歩につなげていきます!
くふうイエタテカウンター

