家づくりで一番大変なのは、
「自分たちの要望を、漏れなく・正確に伝えること」 だと感じています。そこで私自身が実際に使ってきた、
住宅メーカー・工務店へ網羅的に要望出しできる資料をまとめました。これらの資料には、
- 施主の基本情報
- 求める性能や暮らし方
- 部屋構成とサイズ感
- 持ち物・生活動線
- 要望・優先順位
- 現住まいの間取りと不満・満足点
といった、見積や提案精度に直結する情報を整理できるようになっています。
例題付きなので、
「何を書けばいいかわからない…」という方でも、そのまま埋めていくだけでOKです。各メーカーにメールで送るだけで、
条件を揃えた提案・見積が返ってくる。
家づくりにかかる時間と労力を、大きく減らせると思います。▶ 資料はこちら(有料Note)

前は間取りを見ても良いか悪いか分からなかったんですけど、最近は教えてもらった『収納ワーキング』で考えると判断しやすくなりました

いいですね。持ち物ベースで考えると、間取りの良し悪しが具体的に見えてきますよね
こんにちは。
本日は、間取り打ち合わせ3回目の内容についてまとめます。
私自身の経験談として書いていますので、これから家づくりを進める方の参考のひとつになれば幸いです。

この記事でわかること
□ 打ち合わせを効率よく進めるための「議事録の使い方」と注意点
□ 容積率の制約がある中で、収納量を確保するための間取り調整の考え方
□ 収納ワーキングを活用して、必要な収納量から間取りを決める方法
□ ファミクロ・パントリー・設備選びで後悔しにくくするための具体的な検討ポイント
間取り打ち合わせ3回目の概要と所要時間

今回の打ち合わせでは、前回までの内容をもとに間取りの修正や要望の整理を行いました。
1回あたりの打ち合わせ時間は想像以上に長くなることが多く、今回も細かなやり取りは省略していますが、2時間30分ほどかかっています。
打ち合わせは長時間になるため、事前準備と記録が重要だと感じています。
議事録は施主側でも作成するのがおすすめ
議事録は本来、住宅会社側で作成してもらえると助かる部分ではあります。
ただ、施主自身で議事録を取ることには多くのメリットがあると感じています。
議事録を自分で作るメリット
・情報を整理できる
・決まっていない事項が明確になる
・追加の要望を書き足せる
・自分でも気づいていなかった要望に気づくきっかけになる
実際にやってみると、打ち合わせ内容の理解度が上がり、後から見返したときにも非常に役立っています。
我が家では、妻が打ち合わせ中に議事録を取ってくれているため、特別な時間を取らずに記録できています。私一人の場合は会社同様に打ち合わせをしながら議事を打ち込むことになっていたので嫁さんには感謝しています😀
議事録の管理方法(実際にやっている工夫)
議事録は、後から見返しやすいようにルールを決めて管理しています。
議事録の一部を紹介します。

これは今回の議事録の一部です。
例えば、以下のように議事録中のアイテムを分類しています。
・対応が必要な項目 → 黄色で塗りつぶし
・対応済みの項目 → 「済」と先頭の列に記載
・後日検討する項目 → 「後で検討」と記載
このように目印を付けておくことで、次回打ち合わせの準備や確認がスムーズになります。
「後で検討」とは議論はしたけど詳細設計に入ったときに再度検討をするアイテムです。
打ち合わせの回数が増えるほど情報量も増えるため、整理方法を決めておくと管理しやすくなると感じています。
議事録は契約書ではない点に注意

ここは特に重要だと感じている点です。
議事録はあくまで「記録」であり、契約書ではありません。
そのため、議事録に書いてある内容と完成した建物に差異があった場合でも、必ずしも修正してもらえるとは限りません😅
最終的な判断基準になるのは「図面」です。
※図面:間取りや仕様が正式に反映された設計資料
そのため、議事録に頼りすぎるのではなく、最終図面をしっかり確認することが重要になります。
最終図面に、自分たちの要望がきちんと反映されているかを確認するためには、施主自身でチェックリストを作成しておくと安心です。
打ち合わせ内容を記録する際も、「後から図面と照らし合わせて確認するためのメモ」という意識で残しておくと、見落としの防止につながると感じています。
議事録の本来の目的
議事録は「トラブル防止のための証拠」として使うものというよりも、
先述した通り施主自身が最終確認をしやすくするための補助資料として活用するのが良いと感じています。
打ち合わせの内容を時系列で残しておくことで、
・何を決めたのか
・何が未確定なのか
・どこを確認すべきか
が整理され、最終図面チェックの精度を上げることにつながります。
これから家づくりをされる方は、無理のない範囲で議事録を残しておくことを検討してみても良いかもしれません。
容積率の制限と間取り調整の考え方

今回の間取り検討で大きく苦戦しているのが「容積率」です😥
※容積率とは、敷地面積に対して建てられる延床面積(建物の合計床面積)の上限割合のことです。
我が家が購入した土地は、容積率が60%と比較的厳しい条件でした。
そのため、無駄なスペースをつくる余裕はほとんどありません。
また、「将来必要になるかもしれないから」といって、
余分なスペースを確保しておくのも難しい条件です。
限られた面積の中で、現在の生活に合った優先順位をつけていく必要がありました。
玄関まわりの収納不足とコートクロークの見直し
我が家は、玄関まわりが散らかりやすい傾向があります😅
特にコートや上着の置き場所が不足すると、ダイニングの椅子などにかけてしまう状況が想定(現住まいの状況)されました。

今回提案されたこの間取りでは、1階洗面横のコートクロークがかなりコンパクトでした。
間取り図の赤丸の部分です。
(書き込み多くて申し訳ないです)
後述する収納ワーキングの結果、このままでは収納が足りないと感じたため、間取りの修正を依頼しました。
コートクローク拡張のための調整内容
・洗面所とトイレを紙面右側へ移動
・コートクロークの面積を拡大
ただし、この変更により延床面積が増えてしまうため、別の場所で調整が必要になります。
容積率オーバーを防ぐための調整(寝室クローゼット縮小)

コートクロークを広げた分、2階の赤丸部の寝室クローゼットをなくして面積を調整しました。
この判断ができた背景には、「収納ワーキング」を行ったことがあります。
クローゼットの奥行きあっても使い勝手が悪いとも考えました。
※収納ワーキングとは、現在持っている荷物をすべて洗い出し、新居のどこに収納するかを事前に検討する作業です。
概要はブログ記事にて紹介しています。
Noteにて資料データをまとめて公開しています。
※有料Note
収納ワーキングの一部を少し紹介します。
まずは現在の荷物の量を把握します。
荷物は高さ300mm、奥行300mmか500mmの2パターンを想定しています。
あとは荷物の横の長さを測っていきました。
実際の横の長さを測ってメモするだけなので作業時間はそれほどかかっていません。


この例で行くとNo2のキッチンの雑貨に必要な収納スペースは
高さ300mm、奥行300mm、横幅1560mmです。


これを新居ではカップボード上(吊り収納)へ収納する計画です。
カップボードの収納量の計算は横幅1800mmが3段あるので横幅5400mmとしています。
奥行きは450mmなので想定している300mmは余裕をもって入る計算です
収納ワーキングで寝室クローゼットを実際に検討してみると、ここにはそれほど多くの荷物を入れる予定がないことが分かりました。
そのため、寝室の収納を少し減らしても問題ないと判断しています。
このように、事前に持ち物と収納場所を整理しておくことで、間取り調整の判断がしやすくなると感じています。
ファミリークローゼット(ファミクロ)拡張と階段下活用
収納ワーキングの結果、衣類収納を確保するために「ファミリークローゼット(ファミクロ)」の面積を広げる必要がありました😅


断捨離もしないといけませんが、子供の衣類が今後増えそうです。
収納量はプラスマイナス0となりそうなので今の衣類はまとめて収納できるようにしたいです。
そこで、階段下の赤の長丸のスペースもファミクロの一部として活用する計画にしています。
階段下収納を使う際の注意点
階段下を収納として使う場合、人が入るスペースの高さ(有効高さ)を確保する必要があります。
今回の間取りでは、階段配置の関係で約1920mmの高さを確保する設計になっています。
この高さを確保するために、階段の設計自体にも影響が出ています。
※階高(かいだか)とは、床から天井までの高さのことです。
洗濯機横の薄壁で収納スペースを最大化
ファミクロを少しでも広げるため、細かい調整も行っています。


具体的には、洗濯機横の壁を「薄壁」にして洗濯機側にできるだけ寄せ、ファミクロ側のスペースを確保する変更を依頼しました。
※薄壁とは、通常よりも壁の厚みを薄くした壁のことです。構造や設備との兼ね合いで採用可否が決まるため、必ず施工会社に確認が必要です。
このような細かい調整の積み重ねが、限られた面積の中での収納確保につながっていると感じています。
パントリー入口の制約と動線の工夫
ファミクロを拡大した影響で、パントリー(食品庫)の入口にも影響が出ました。
※パントリーとは、食品や日用品を保管する収納スペースのことです。


階段の最下段の位置関係により、パントリー入口を少しずらす必要があり、結果としてパントリー内をやや斜めに歩く動線になっています😥
可動棚の対応について
私自身は、
「棚の幅が狭くなって使いにくくなるのではないか」
と心配していました。
この点について工務店に確認したところ、
「可動棚は斜めにカットすることが可能なので、スペースを有効活用できます」
との説明を受けました。
特に珍しい事でもないとの事でした。
※可動棚とは、棚の高さや位置を自由に変えられる収納棚のことです。
最終的には、多少動線が斜めになる点については許容する判断としています。
キッチン仕様の検討|標準仕様と水栓選びの注意点
キッチンは間取りとは少し離れて、設備仕様の内容になります。
我が家の工務店では、キッチンの標準仕様として「タカラスタンダードのオフェリア」が設定されていました。
コストと仕様のバランスを考え、現時点ではそのまま採用する予定です。
水栓の「レス仕様」は可能か?実際に確認した内容


キッチン検討で気になったのが「水栓(蛇口)」の扱いです。
私は、フットスイッチ付きの水栓を採用したいと考えていました。
そのため、
「標準の水栓を付けずに、後から好きなものを取り付けることは可能か」
を工務店に確認しました。
工務店からの回答
工務店からは以下のような説明がありました。
・基本的に水栓の「レス仕様(未設置)」はメーカー側が対応していない
・一度標準品を設置し、後から交換する方法になる可能性が高い
この点は想定していなかった部分でした。
設備変更時の注意点(施主支給・交換の考え方)
設備を後から交換する場合、いくつか注意点があります。
・取り外した標準品が無駄になる可能性がある
・工事費が追加でかかる場合がある
・保証の範囲が変わる可能性がある
※施主支給とは、施主自身が設備を購入し、施工だけを依頼する方法です。
今回については、フットスイッチ付き水栓が採用可能かどうかを、工務店に確認してもらうことにしました。
設備についてはメーカーや施工条件によって対応が異なるため、事前確認が重要だと感じています。
リビングのレイアウト検討|ピアノの置き場所問題


リビングでは、「ピアノをどこに置くか」という点が大きな検討事項になりました。
長男が小学校1年生からピアノを続けており、現在も楽しみながら通っています。
家でも弾く機会が多く、生活の中に自然と音楽がある状態です。
私は音楽に詳しくないため、続けていることに驚きつつ、感心している部分もあります😮
アップライトピアノの配置計画
新居には、妻の実家にあるピアノ(現在は使っていない妻のもの)を持ってくる予定です。
いわゆる「アップライトピアノ」と呼ばれるタイプで、ある程度の大きさと重量があります。
※アップライトピアノとは、縦型で壁に寄せて設置するタイプのピアノです。


設置場所について検討した結果、リビングのキッチン側(赤丸の位置)に配置する方向で考えています。
キッチン側に配置する理由
・家族が集まる場所で自然と触れる機会が増える
・生活動線上にあるため使用頻度が上がる可能性がある
このような理由から、あえて目に入る位置に配置することにしました。
リビング収納の計画|可動棚で散らかり対策


ピアノの横から掃き出し窓(外に出られる大きな窓)までの壁面(赤丸部)には、可動棚を設置する予定です。
※可動棚とは、棚板の高さを自由に変えられる収納です。
この収納を設けることで、
・リビングに散らかりやすい物の収納場所を確保
・無くなりやすい物の整理整頓
・使い勝手に応じて自在棚の調整
ができるように考えています。
リビングは物が集まりやすい場所なので、収納をあらかじめ計画しておくことが重要だと感じています。
ホームシアター計画|壁掛けテレビとスクリーンの両立
我が家では、リビングにホームシアターを設置する計画があります。
具体的には、
・テレビは壁掛けにする
・天井から150インチのスクリーンを電動で下ろす
という構成を考えています。
普段はテレビを使用し、映画などを観るときはスクリーンを下ろすという使い分けを想定しています。
こちらのスクリーンがコスパ良いので気が早いですが購入を検討しています😁
プロジェクターは昔から評判の良いエプソンを検討中です😀
吹き抜けリビングでの設置課題と対策
ただし、リビングは吹き抜け(天井が高く上下階がつながっている空間)になっています。
そのため、
・スクリーンを収納する天井がない
・天井埋め込みスピーカーの設置も難しい
という課題がありました。
天井のスピーカーはヤマハのモデルがコスパ良さそうです。
Boseも同じような物を出していますが価格が倍近くします。
メインのスピーカーではなくサラウンドスピーカーという位置づけであれば私の場合はヤマハで十分だと判断しています。
今回検討している対策
そこで、工務店に以下の内容で提案がありました。
・一部の壁を「ふかす(前に出す)」ことで設置スペースを確保する
※壁をふかすとは、壁の一部を厚くして設備を取り付けるためのスペースを作ることです。
この方法であれば、
・スクリーンの設置場所を確保できる
・スピーカーの配置も検討できる
可能性があります。
まだ詳細は検討中ですが、吹き抜け空間でも実現できる方法を探している段階です。
チェックリスト(ブログおさらい用)


今回のブログのまとめです。
必要に応じて、このチェックリストをコピーしてご自身の家づくり用にカスタマイズして使ってみてください。
議事録・打ち合わせの進め方
□ 議事録により情報整理ができている
□ 対応済み・未対応・後で検討を区別している
□ 議事録は契約書ではないことを理解している
□ 最終判断は図面で行う必要があることを認識している
□ 議事録は図面チェックの補助として活用している
容積率と間取り制約
□ 容積率(延床面積の上限)の制約を理解している
□ 限られた面積の中で無駄なスペースを減らしている
玄関・コートクローク計画
□ 玄関周りの収納不足を想定している
□ ダイニングなどへの置きっぱなしを防ぐ工夫をしている
□ コートクロークの広さが十分か確認している
面積調整(容積率対策)
□ 間取り変更による面積増減を把握している
□ 他の部屋を調整して全体面積をコントロールしている
収納ワーキング
□ 現在の持ち物を整理している
□ 新居での収納場所を事前に決めている
□ 各収納スペースの必要量を把握している
□ 収納量に基づいて間取りを調整している
ファミリークローゼット(ファミクロ)計画
□ 衣類収納を一箇所にまとめる計画をしている
□ ファミクロの広さが十分か検討している
□ 階段下スペースを収納として活用している
パントリー計画チェックリスト
□ パントリーの位置と動線を確認している
□ 多少の動線の癖を許容するか検討している
□ 可動棚の形状(斜め加工など)を確認している
キッチン仕様チェックリスト
□ 標準仕様のコストと性能を確認している
□ 標準仕様を採用するか検討している
水栓・設備選定チェックリスト
□ レス仕様(未設置)が可能か確認している
□ 標準品を後から交換する方法を検討している
□ フットスイッチ水栓などの採用可否を確認している
リビングレイアウトチェックリスト
□ リビングに置く家具を具体的に決めている
□ ピアノは使用頻度を考慮した配置をしている
リビング収納チェックリスト
□ 散らかりやすい物の収納場所を決めている
□ 収納量と使いやすさを両立した収納
ホームシアター計画チェックリスト
□ テレビの設置方法(壁掛け)を決めている
□ スクリーンの設置方法を検討している
□ スクリーンサイズを決めている
□ スピーカーの配置を検討している
吹き抜け対応チェックリスト
□ スクリーン設置方法を検討している
□ スピーカー設置方法を検討している
□ 壁をふかすなどの対策を検討している
間取り検討の進め方チェックリスト
□ 要望リストを作成している
□ 収納ワーキングと合わせて検討している
□ 資料を見直しながら打ち合わせを進めている
□ 優先順位を整理している
まとめ|間取り打ち合わせ3回目を終えて感じたこと


今回の打ち合わせを終えて、当初想定していたよりも早い段階で間取りが固まりそうな感触があります😄
ここまで比較的スムーズに進められている理由として、
「収納ワーキング」と「要望リスト」を事前に作成していたことが大きいと感じています。
※要望リストとは、間取りや設備についての希望や優先順位を整理した資料のことです。
資料を活用することで判断に迷いにくくなった
打ち合わせのたびに、これらの資料を見直しながら検討を進めてきました。
その結果、
・何を優先すべきか
・どこを妥協できるか
・どの変更が自分たちにとって納得できるか
を整理しながら判断できるようになったと感じています。
もともと私は迷いやすい性格ですが、判断基準が明確になったことで、以前よりも自信を持って選択できる場面が増えてきました。
現時点での間取りの満足度
現時点ではありますが、今回検討している間取りについては、個人的には満足度の高い内容になってきていると感じています。
もちろん、これから詳細設計や図面確認の中で調整が必要になる可能性もありますが、
大枠の方向性としては納得できる状態になってきました。
ただし、前回の記事の通り、第三者の目線での図面チェックも引き続き検討していこうと考えています。
作成した資料について
今回の家づくりで作成した資料のデータについては、まとめてNoteで公開しています。
・要望リスト
・収納ワーキング資料
・検討用チェックリスト など
※有料Note
資料の概要はこちらの記事で確認が出来ます。
実際に自分で使っている内容をベースにしていますので、これから家づくりをされる方の参考になる部分もあるかもしれません。
また、今回の打ち合わせで作成・更新した資料についても、今後例として先程のNoteで追加していく予定です。
それでは、皆様の家づくりが成功する事を願っています😆
次の記事でお会いしましょう!
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各社の特化記事です。
※有料Note








